舌癌の症状

典型的な症状として、しこりがあります。また、周りに比べて白くなることや、痛みを伴うこと、潰瘍が形成されることや出血、口臭が以前よりひどくなるといったことがあります。

舌癌の症状は耳鼻咽喉科に

疑わしいと思われる兆候がある場合には、早急に病院に行きましょう。担当は耳鼻咽喉科になります。耳鼻咽喉科で行う検査としては、肉片を採取して行う病理組織検査やCT、MRIなどがあります。

どの段階で見つけることができるかは、予後の経過を左右する重要な要素となります。病期（ステージ）はⅠ期からⅣ期までに分類されていますが、生存率は末期に近づくほどに低下していきます。反対に言えば、舌癌は初期症状の段階で見つけることができれば、十分に根治を望むことができるのです。

手術や放射線治療を用いるほか、化学療法を併用することもあります。手術を行う場合には、がんの大きさや深さ、位置によって切除範囲を決めます。どの範囲を切除するかによって、術後の後遺症が変わってきます。手術の後遺症としては、嚥下機能や発声機能に問題が残る場合があります。

放射線治療としては、体の外から放射線を照射する外照射のほかに、舌に細い管を差して放射線を当てる組織内照射があります。舌癌の症状を改善する効果だけではなく、治療法を選択する際には、どのような後遺症や副作用があるかを確認しておきましょう。